『Lemonade』 歌詞和訳例

Feel my heartbeat yeah

僕の気持ちに気づいてよ

 

My eyes met with you many times

You find we begin to align

ボクの目はなんだかキミとよくあうね

気づいてるんじゃない?

僕たち心が通じはじめてるって


Dramatic story of our love started

Alright oh yeah

ドラマチックな恋の幕があがったんだ

うん、きっと。


We know that you are so bright

I've heard they think you're so fine

ああ、君って本当に輝いてるもんね

そういえば、あいつらもキミのことが良いなって言ってるけど、


I know you deeper

And I can make you smile

ボクの方がキミのことを知っているし、

ボクにならキミを笑顔にできる

 

Hey, the truth is I'm loosing sleap.

I'm wondering if you'll be mine, or not.

ああでも、本当のところ、ボクは不安で全然眠れないんだ。

キミはボクのものになってくれるかな、ねぇ、どうなの? 


Never want you seeking someone

For I'll be the one you find

ゼッタイ他の人なんて見ないでよ

だってボクがキミの運命の人になるから

 


Feel my heartbeat

ボクの気持ちに気づいてよ

 


You're my love, You're my love

Can't stop this feeling

(You're my love)

この気持ちが止まらないよ


You're my love, You're my love

I can't contain it

(You're my love)

この気持ちは抑えられないんだ


Seen through my eyes
You make me so high

この目でキミを捉えた時

それだけで僕は舞い上がってしまうよ


Our love is like lemonade, I keep on tasting

ボクたちの恋はまるでレモネードみたいだね

ずっとそう感じてるんだ

 

“You're my love, you're my love”
The words don't capture

「You're my love」「You're my love」って

こんな言葉じゃ伝えきれないよ

 


“You're my love, you're my love”
First it's happened

(You're my love)

こんな気持ちになるのは初めてなんだ


How about we try
And let this love fly

やってみようよ、

この恋を始めてみようよ

 

Nobody does it but you throughout this planet

この地球上でキミ以外の誰にもできない事だから

 

La la la, la la la… Moving near you

キミのそばに行くから


La la la, la la la… Feel me, darling

ボクの気持ちに気づいてよ、ダーリン


La la la, la la la… You excite me

キミのおかげで楽しめるんだ


La la la, la la la… A brand new feeling

新しい感情なんだ

 

 

Can't find nobody like you

Throughout the vast universe

キミみたいな人は誰も見つけられないよ

この広い世界を通してもね

 

Two separate stories
Combined with love divine

この2つの物語は

愛によって結ばれたんだ。奇跡的にね。


Hey, if I were to open up
Will something corrupt with us?
Or not...

ねえ、もし(この気持ちを)曝け出してしまったら

僕らの関係は壊れちゃうのかな?

どうかな?


This story is fast and abrupt
First love's full of ups and downs

この物語は早くて唐突だよ

初恋はいつだって波乱に満ち溢れているんだ

 

Feel your heartbeat

君の鼓動を感じるよ


“You're my love, you're my love”
We're moving closer

(You're my love)

ボクたちどんどん近づいているね


“You're my love, you're my love”
My heat is rising

(You're my love)

ボクの気持ちは熱くなっていくよ


I don't know why
But you're on my mind

なんでかわからないけど

キミのことが頭から離れないんだ


I'm never letting myself ignore this feeling

ボクはどうしてもこの気持ちが隠せないんだ


“You're my love, you're my love”
With perfect timing

(You're my love)

完璧なタイミングで


“You're my love, you're my love”
I'll make my move and

(You're my love)

ボクはやってみせるよ

 

As sun will rise
Way up in the sky

太陽が昇っていくように

この道は空へと続いているんだ


I wanna keep on adding more pages to this

ボクは色んなページをこの物語に加えていきたいよ

 

 

Nobody knows the ending to this romance

誰もこの恋の結末は知らないけど


I'm wishing this goes right,

asking all day in my mind

上手くいくって願ってるんだ

毎日自分に問いかけてるんだ

 

Even our conversations, plain at a glance

ボクらの会話は、たとえ何気ないものであっても


Take a spot in my heart, and I
Keep remembering

ボクの心に残っているし、

ボクはずっと忘れないよ…


“You're my love, you're my love”
“You're my love, you're my love”

(You're my love)

(You're my love)

 


When you're by my side
I lose track of time

キミがそばにいると

時間があっという間に過ぎていくんだ


Please don't overlook my sign

So, take my hand and come with me now

ボクのサインを見過ごさないで

そしたら手を取って一緒に行こうよ

 


You're my love, You're my love

Can't stop this feeling

(You're my love)

この気持ちが止まらないよ


You're my love, You're my love

I can't contain it

(You're my love)

この気持ちは抑えられないんだ


Seen through my eyes
You make me so high

この目でキミを捉えた時

それだけで僕は舞い上がってしまうよ


Our love is like lemonade, I keep on tasting

ボクたちの恋はまるでレモネードみたいだね

ずっとそう感じてるんだ


La la la, la la la… Moving near you

キミのそばに行くから


La la la, la la la… Feel me, darling

ボクの気持ちに気づいてよ、ダーリン


La la la, la la la… You excite me

キミのおかげで楽しめるんだ


La la la, la la la… A brand new feeling

新しい感情なんだ


La la la, la la la… Moving near you

キミのそばに行くから


La la la, la la la… See me, darling

ボクをみてよダーリン


La la la, la la la… Wanna feel special

特別になりたいんだ


La la la, la la la… A brand new feeling

こんな気持ちは初めてなんだ

 

f:id:nisyou1720:20231224133819p:image

しゅうしゅうFCイベントのお話

声優やアイドルのオタクやってると必ず「接近」ってものがあるじゃないですか。

お渡し会とか、サイン会とか、お見送り会とか、

 

推しと一対一で話せる機会に何を話すかって結構その人の個性や推し方が出る気がしていて、

だから何が正解とかでは無いと思うんですが…

 

僕は今まで行ってきた接近にあんまりいい思い出が無くて、

 

SNSのアカウントを名乗ったり、自分のプライベートを話したり、熱の入った感想や要望を伝えられるほど自分に自信がないのもあって、

 

正直、自分はあまり接近が得意じゃないです。

 

そんな僕が接近の時によく使う作戦は「その日の推しの可愛かった所を言う」ことでした。

 

こんなコミュ力も自信も無に等しい自分ですが、推しに対する褒め言葉だけは無限に湧いてくるので、さほど難しく無い。

 

昔仲良くしていた接近イベントのプロに教えてもらった方法で、とりあえず接近イベントで大きな失敗をしないためのもの。

 

コミュニケーションの放棄に他ならず、推しから何かを引き出したいとか何も期待していない、無難中の無難な逃げ方ですね。

 

とは言え、そんな自分だって接近イベントに夢を見てないなんてことはありません。

 

せっかく推しと一対一で話せるなら、色んなコミュニケーションをとってみたい。

 

限られた時間の中ではあるけど、この応援してる気持ちを最大限に伝えたい。

 

そもそもこんな気持ちがなければ接近イベントなんてものには行かないし、推しと直接話をしようとも思わない訳です。

 

 

そんな自分に事件が起こりました。

 

11/4に行われた僕の1推し声優である内田秀さんのFCイベント

 

その最後の「お見送り会」の出来事でした。

 

とはいえ、今回はサイン会やお渡し会ではなく、イベント中のお見送り会なので、大体一言、二言の会話をして終わるようなもの。

(それでも普通のイベントに行っただけで推しと会話できる機会があるの相当ヤバいけどね???)

 

 

会場も狭かったので前の人の会話とか結構聞こえちゃうわけで、「イベント楽しかったです〜」とか、「歌すごく上手でした」とか、「また来ます〜!」みたいな感じで楽しそうにお話ししてるのが聞こえてくるわけです。

 

やばい、自分の番が来る。

大丈夫、いつも通りやれば大丈夫、、、

 

(前の人が捌ける)

(無慈悲にも自分の番が来る)

(てか前の人捌けるの早すぎな、もっと心の準備をする時間を、、、)

(あっ、でも近くで見る秀ちゃんめっちゃ可愛い)

(やばい、こっちに気づく…!何か言わなきゃ…)

 

ぼく「今日は楽しかったです!」

 

「あっ!」

(ここで目が合う)

 

秀「一部も来てくれてありがとう!

(お土産のクッキーを手渡される)

 

〜〜〜(ここでオタクの思考がバグる)〜〜〜

 

??????????

 

あれっ????

 

えっ???????

 

前に「楽しかったです!」って言った人に対しては「良かった〜」しか言ってなかったのに

 

どうした???????

 

バグった??????

 

バグったわ、

 

自分が。

 

まって、落ち着いて考えよう、

 

きっと誰かと見間違えてる。

 

そうに違いない

 

そんな僕の服装って存在感放ってなかった筈だし

 

さては何か勘違いしてるな???

 

僕に似た内田秀のオタクって誰かいたっけ???

 

、、、

 

あれっ

 

待てよ、、、

 

秀ちゃんの目が

 

真っ直ぐ僕の顔を、見てる…?

 

えっ、、、、、、

 

うそ、、、、、、

 

僕のことを覚えていてくれたんですか???!!

 

マジで??????

 

嘘でしょ??????

 

一度も名乗ったりした事なかったのに!!!

 

一度も覚えて貰おうとか考えた事なかったのに!!!!!!

 

ほんとに??????

 

本当に覚えていてくれたの??????

 

えっ!!!!

 

嬉しい!!!!!!!!

 

ありがとう!!!!!!!

 

嘘でしょ??????

 

だって

 

そんな覚えて貰える様なことしてないのに!!!

 

なんで!!???

 

ありがとう!!!!!!!

 

まって、、、

 

この後なに言えば良いの???

 

分かんなくなっちゃった!!!!

 

どうしよ、ヤバい!!!

 

嬉しすぎてなに言えば良いか分かんない!!!

 

えっ、推しに覚えていて貰えてたのめちゃくちゃ嬉しいんだけど!!!

 

何言おうとしたか分かんなくなっちゃった!!!

 

〜〜〜(ここまで2秒くらいだった気がする)〜〜〜

 

 

(唐突に始まるいつも通りの会話)

 

僕「今日のポニテめっちゃ可愛かったです!

 

秀「…ほんと?!

秀「ありがとう!また来てね!

 

 

 

ぜったい、いくー!!!!!!

 

てか内田秀のイベントは殆ど行ってるもん!

(突如表出する謎のプライド)

 

待って、ちょっとできたその間は何???

 

絶対ちょっと嬉しいって思ってくれたじゃん!!

 

今までそんな反応されたことないのに!!!

 

なにそれ!!!

 

可愛すぎるじゃん!!!

 

やっば!!!

 

何これ!!!!!!

 

てか今の会話になってなく無いか

 

日本語としてどうなの???

 

「可愛かった」って目の前の人に言うの間違ってるし!!!

 

過去形じゃなくて今その瞬間が最高に可愛いんだよ!!!

 

でも喜んでくれたからいっか!!!

 

 

 

斯くして僕のしゅうしゅうFCイベントは終わりました。

 

推しに自分の顔を覚えていて貰えたって本当に嬉しい事だね。

 

次の接近の機会には、もっとまともな会話に挑戦してみようと思うオタクでした。

 

 

FIN

対戦オフに参加した話 + 構築紹介

本日8月11日、東京八王子で行われたポケモンSVのオフライン対戦イベント「第39回シングル厨の集い」に参加させていただきました。

 

ランクマッチで100位以内を取る常連が集まるめちゃくちゃ凄い大会だって昔から存じていたので、参加する前からめちゃくちゃビビっていたのですが…

 

結果はなんと、

予選 4勝3敗 (グループ内 同率2位)

決勝トーナメント1勝2敗

(256人中64〜80位くらい?)

でした!

f:id:nisyou1720:20230811230101p:imagef:id:nisyou1720:20230811230202p:image

 

 

 

今までオフライン対戦イベント参加したことがなく、ワンチャン決勝行けたらいいなぁくらいに考えていたので、まさか本当に決勝に行けるとは…

 

なによりも、強い人たちとめっちゃアツい対戦ができて、終わったら良い対戦でした!って言い合える空間がめちゃくちゃ楽しかったです…!

 

また参加できそうなポケモンの対戦オフがあったら参加して、いつかは優勝したいね。優勝して推し(@shu_uchida0524)の名前をもっと色んな人に知ってもらいたいね。

 

今大会の反省と自己満足を兼ねて軽い構築記事を書いてみたので、これをインターネットにアップして自己顕示欲を満たそうかなと思います。

 

 

【構築経緯】

 

シングル厨でランクマ上位常連の強い人たちと対戦するにあたり、弱い自分が強者に勝つためには強い構築を組むことが大前提でした。

 

ルールはレギュレーションD。現在のランクマッチのルールと同じで、準伝やパラドックスがひしめき合う最悪のプール。

 

そこで、自分がsvシーズン1から使い続けてきて、誰よりもその性能を信じているHDキョジオーンを軸にしたPTを組むことを考えました。

 

キョジオーンはDに振り切る事で特防と防御の値がほぼ同じになり、総合耐久力がべらぼうに高くなります。

 

キョジオーンは特殊方面から崩しにかかる相手が多い一方で、HDぶっぱのキョジオーンはハバタクカミのメガネムーンフォースを2耐えできるなど、相手の崩しを跳ね除けるだけの特殊耐久が得られます。

 

環境にウーラオスという物理方面の崩し枠が出来たことが向かい風ですが、ウーラオスは誰で見ようとしても無理なポケモンなのでキョジオーンで見ない事で対策としました。

 

ただし、キョジオーンでカミを見ようとすると、身代わり瞑想痛み分けのカミに打ち負けるため、エナジーカミの身代わりを咎められる唯一のポケモンである、アンコール持ちのエナジーツツミを採用しました。

 

キョジオーン+ツツミの並びはキョジオーンの「対面の削りは得意だけど詰めにくい」という特徴と、ツツミの「削れた相手への詰めは得意だけど対面は弱い」という特徴を補完する意味でも優れた補完となっています。

(前期最終一位も使っていたし)

 

この2匹だと竜舞羽休めカイリューがどうしようもないため、カイリューに強いカイリューを採用する事で対策しました。

 

最初はゴツメ持ちのアンコ羽竜舞の飛行テラバーストカイリューを使っていましたが、テラバースト前提の性能とテラスタルを前提とするキョジオーンの相性が悪かったためボツに。

 

新たなカイリューを探していたところ、前期の二位が使っていたシルクのスカーフ持ちのアイススピナーカイリューがフィットしたため、それをそのまま採用。

 

次に、キョジオーンを絶対に出したく無いガチグマ構築に対してエースになれて、尚且つ汎用性の高いアタッカーとして誰とでも撃ち合えるウーラオスを採用。

 

最初は水ウーラオス使っていたものの、あまりにもサーフゴーが重たかったので悪ウーラオスに変更。パオジアン等に弱くなったものの、選出画面での圧を変えずに対サーフゴー性能が上がったのが◎

 

残りの2枠は最後まで悩んだものの、

 

意外とツツミと攻めの補完が優れていて、選出画面の圧が凄まじいパオジアン

 

ツツミと役割集中をしかける事が可能であり、しんそくの一貫を切れるハバタクカミ

 

を採用する事でPTが完成しました。

f:id:nisyou1720:20230811230419j:image
PTの圧が凄まじいぜ

 

【個体解説】

 

① キョジオーン

f:id:nisyou1720:20230811230700p:image

f:id:nisyou1720:20230811230423j:image

パルデアの生んだ神ポケ。

準伝説と渡り合う最強の一般ポケモン

 

努力値配分:おだやか H244 D252 S12

 

持ち物:たべのこし

耐久ポケモンのお供

 

特性:きよめのしお

キョジオーンにのみ許された最強特性

すべての状態異常を無効化し、ゴースト技のダメージを半減にする

 

厄介なキノコのほうしであったり、どくどく、おにびなどの技を無効化し、安定した耐久戦を仕掛けることが可能になる。

この特性のおかげで受けループ系のに倒されにくくなり、有利な展開を取ることができる。

 

また、サーフゴーやハバタクカミのシャドーボールを半減で受けることもこの特性の重要なポイント。

 

テラスタイプ:みず

キョジオーンは元のタイプがいわと弱点まみれであるため、テラスタルによるタイプ変化が必須になることが多い。

逆にいえば、元の耐久値が弱点を前提にした耐久であるため、テラスタルによって弱点を消すことでほぼ全てのポケモンの攻撃を耐え、じこさいせいで回復することができる。

 

キョジオーンのテラスタルはどく、フェアリー、ゴーストなどが多いが、これらでなく水タイプにする理由はただ一つ。それは「しおづけ」が倍で入るみず、鋼タイプに対して超強くなること。

 

特にサーフゴーに対しては、きよめのしおと合わせてタイプ一致のはがね・ゴースト技を両方半減にすることができる。

サーフゴーは水テラスタルをしてないキョジオーンにはめっぽう強いポケモンなので、誘い狩りをすることができる。

 

主にサーフゴーの前で切ることを前提としているが、水タイプは弱点が少ないため単純に耐久を上げる目的でも切ったりする。

 

技構成

しおづけ

キョジオーンを最強ポケモンにしたぶっ壊れ技

無効化や妨害が不可能な技であるのに、この技を当てた相手は毎ターンHPの1/8のダメージをくらい続ける。しかも水タイプや鋼タイプには1/4のダメージが入る。

たとえば、環境を荒らしまくっている連撃ウーラオスに対してしおづけを当てることに成功したら、残り3ターンを耐え凌ぐだけで何もせず倒すことができる(水ウーラオスを3ターン耐えるのは不可能に近いが)

基本的にはHPに余裕がある時に塩漬けを打って、それ以外は守るか回復をするのがセオリーだが、HPが減った時に交代読みギャンブルで打つしおづけがマジで強い。特に身代わりでキョジオーンを嵌めようとする相手にはこの動きがよく刺さる。

 

じこさいせい

先述のしおづけと合わせてキョジオーンを最強たらしめる回復技

一度しおづけを当てたらこの技を連打するだけで相手は倒れる。

ただPPが8しかないのがネック

 

まもる

キョジオーンを最強たらしめる技その2

ただし、キョジオーンのまもるは安定択でない。

しおづけを入れた状態で守るを押したところで、相手に交代をされると無の1ターンを作ることとなり、一方的な不利展開となる。

この技は相手が絶対に攻撃してくる場面での食べ残しによる体力管理、そしてこだわりポケモンに対する択回避のために使う。

 

こだわりアイテムを持っているポケモンは一撃でキョジオーンを崩しかねないため、1ターンの技選択が命取りになる。

 

そこで、様子見として守るが安定択になる。

 

たとえば、メガネサーフゴーの前でキョジオーンが守るを押すと、

トリックを打ってきた場合→テツノツツミに交代

ゴールドラッシュを打ってきた場合→水テラスタルを切ってしおづけ

シャドーボールを打ってきた場合→テラスタルを温存してしおづけ

 

という強い動きが可能になる。逆にいえば、まもるがないと強い動きができる確率が1/3となるため、運ゲーが始まることになる。

 

これがキョジオーンにまもるを採用する理由である。

 

あとは相手がキョジオーンへの役割破壊技を持っていた時、1ターンわざと守る事でキョジオーンが交代するしか無い状況を作り出し、相手の交代読みを誘って逆に居座るという最悪な択ゲーを仕掛ける事もできる。

 

ちなみにこのブラフは結構決まるし、決まった試合は大体勝てる。

 

じわれ

キョジオーンを最強にする技 その3

すべての地面に足がつくポケモンを葬る最強の一撃技(当たらない)

守るキョジオーンの最後の枠には個性が出るが、個人的にはじわれ一択。

 

キョジオーンの対策には隠密マントによるしおづけの追加効果の無効化と、回復技を利用した居座りがある。

しおづけは技効果こそ優秀なものの、元の技威力が残念なので、相手が回復技を持っていた場合や隠密マントを持っていた場合は相手を倒すことができなくなる。

 

そういったポケモンを一撃技で無理やり突破する。

 

具体的にはキョジオーンのしおづけに投げてきた対策ポケモンに対して、ツツミによるリカバリーが無理だと感じた瞬間に地割れを打つ。すると3割の確率で勝てる。

 

言っていることはめちゃくちゃだが、じわれの無いキョジオーンで勝率4割を取れるなら、残りの6割のうちの3割を勝てるようにすることで確率を5.8割まで上げる事ができる。

 

素で勝率6割を狙える強者には持て余す技だが、自分みたいなギリギリの勝負をしている人間にとって不可欠な技である。

 

とは言ったものの、じわれは大体一発では当たらないので、基本的にはキョジオーンの耐久を生かして試行回数を狙うのが強い動きである。

 

たとえば、ドヒドイデはキョジオーンに有効な技を持っていないことが多く、ドヒドイデの前ではキョジオーンはじわれを8回打ち切ることができる。

地割れを8回全部外す確率は6%もないので、テツノツツミのハイドロポンプよりも分の良い勝負ができる。採用し得技。

 

 

得意なポケモン

・ほぼ全部のポケモン

ラスタル込みですべてのポケモンを相手にできるのがキョジオーン。どの構築に投げても必ず活躍してくれる。

 

・受け気質のポケモン

(ドヒドイデ, モロバレルなど)

これらのポケモンは天地がひっくり返ってもキョジオーンに勝てないので、8回のじわれチャンスとTODによる勝ち筋を狙える。

 

・ハバタクカミ

キョジオーンがテラスタルを切らなくても勝てる珍しいポケモン

メガネムーンフォースまでなら余裕で2耐えできるが、フェアリーテラスタルのメガネムンフォは無理。テラスタルを切ってきたら泣こう。

 

・サーフゴー

水テラスタルを切ることで有利関係を覆し、逆にしおづけによって有利なサイクルを作ることができる。先述の通り守るがある事でこだわりアイテムを持ったサーフゴーには絶対に負けないし、マント持ちも地割れチャンスが3回くらいあるので大体勝てる。

塩漬けに後投げしてくるサーフゴーは大体マントだし、塩漬けを食らわないように投げてくるサーフゴーは大体こだわりかゴツメ

 

・パオジアン

電気テラスタルも草テラスタルを切ってきたらとしても、一発耐えてしおづけを返せる。

ラスタルをしない場合、しおづけが抜群で入るので2回動けば勝つことができ、有利な展開を作ることができる。

ぜったいれいどは避ける。つららおとしはかわす。

 

・炎, 毒タイプのポケモン

ラスタル無しで無限回後出しして塩漬けを打つことができるが、みんな水ウーラオスに駆逐されてしまった。

 

・水, 鋼タイプのポケモン

水テラスタルと合わせてしおづけで大きく削ることが可能であり、キョジオーン対策をそれらに任せている相手には水テラスタルをするだけで一撃で試合を終わらせることができる。

環境的に水ウーラオスを受ける水タイプポケモンが多いので、基本的にはこれらのポケモンを起点にしおづけを展開していく事になる。

 

 

・壁張りポケモン

しおづけ状態は壁による半減効果を貫通するので、壁+積みポケみたいな構築を1匹で封殺できる。

また、キョジオーンの超耐久と守るを合わせて壁ターンを無駄にさせることができるため、壁展開はこの1匹でかなり阻害できる。

 

苦手なポケモン

・おんみつマント持ちの積みポケモン

基本3割でしか勝てないので、日頃から善行を積む事で対策とする。

 

・みがわりを覚えたポケモン

しおづけは無効化され、じわれは外れる。キョジオーンの前で身代わりを置かれた試合は負ける。

ただしハバタクカミやテツノツツミは身代わりの耐久がペラペラで塩漬けで簡単に壊せるので、身代わりを張られても意外と勝てる。

 

カイリュー

身代わり, おんみつマント, 羽竜舞, こだわり地震

炎の渦アンコール

全てをケアすることが不可能すぎて無理。

カイリューが見えたら直ぐにカイリューに引くようにする。

あとは出されないことを祈る。

 

・水ウーラオス

火力やばいのに守れない。

キョジオーンが水ウーラオスと対面した瞬間、すいりゅうれんだ読み水テラスタル or 剣の舞読みツツミ交代 or 格闘技読みカミ交代の運ゲーが始まる。

誰だ剣の舞を与えたやつは。

 

・ガチグマ

強すぎ。

こいつとキョジオーンが一度でも対面した試合は負ける。

 

② テツノツツミ

f:id:nisyou1720:20230811230639p:image

f:id:nisyou1720:20230811230427j:image

パルデアに運ゲーをもたらした悪魔のサンタ

未来の技術を信じてドロポンを打ちまくろう。

 

努力値配分:おくびょう CS252 B4

最速ブーストハバタクカミを抜くために最速。こいつに耐久は要らないので残りは特攻

 

特性:クォークチャージ

持ち物:ブーストエナジー

場に出た時に素早さが1.5倍になる。

ブーエナが発動したツツミはレジエレキすら抜き去り、全てのスカーフポケモンの上から行動ができる。

基本的にはキョジオーンのしおづけで削った相手を倒し切って勝っていくために採用。

 

テラスタイプ:はがね

後述のテラバーストと合わせてカミに有利に立ち回ることが可能

また、副産物としてカイリューしんそくが半減になる。

格闘技は一貫するので、ギリギリまでゴーストテラスタルを匂わせるようにする。

 

技構成

ハイドロポンプ

当たれば最強技

基本的に後述のフリーズドライが通らない相手に打っていく。

 

アンコール読みのサーフゴーバックに対して交代読みで打つ。そして外れて負ける。

ちゃんと決勝トーナメントで外されて負けた。

ツツミの悲しきメインウェポン

 

フリーズドライ

弱点タイプの多い氷タイプでありながら、みずタイプに抜群を取れる壊れ技

威力が低い部分は10%のこおり効果でカバーする。

フリドラをたくさん打てると相手を凍らせてハッピーになれる事が多い。

 

テラバースト (はがね)

本構築の地雷技

主にハバタクカミとパオジアンに対して打つ。

ハバタクカミは持ち前の特殊耐久ゆえに、基本的にテツノツツミでは勝てない。

そこで鋼テラバーストを打つことでカミを大幅に削り、返しのムンフォを耐えるようになる。

ただしカミがシャドーボールを打ってきたら負ける。

 

アンコール

ツツミをブーストエナジーで使う最大の理由

キョジオーンの最大の弱点である身代わりなどの変化技をロックするために用いる。

ツツミの素早さからアンコールを打つと相手は一生何も出来なくなるため、相手のキョジオーン対策ポケモンの身代わりポケモンや積みポケモンを破壊することができる。

 

問題は対戦相手が変化技を押すか攻撃技を押すかわからないことなのだが、キョジオーン使いが覚える千里眼で察知することが可能である。

予選の最終戦はラス1カミのめいそうにツツミを合わせることで勝ったので、間違いなく今大会のMVP技

 

ついでにラオスアクアジェットやパオジアンのつららおとしをロックする事もできる。

 

 

得意なポケモン

・一撃で倒せるポケモン

耐久に振ってないウーラオスランドロス、マルチスケイルとテラスタルが無いカイリューなど

攻撃をもらう前に倒せれば勝てる。当たり前だけど最も難しいこと。

基本的にキョジオーンで削った水タイプポケモンにフリドラを打って勝っていく。

 

・キョジオーンの前で変化技を使うポケモン

アンコールがあるだけで相手の渾身のキョジオーン対策に対する切り返しが可能となる。

ただし、エナジーツツミのアンコールは基本的に読まれるので、ラス1以外では相手の裏を読んでフリドラかドロポンを打つことで相手のサイクルを破壊する。

 

・ハバタクカミ

鋼テラバーストでカモることができる。

ただし、相手のカミが耐久にがっつり振っていると2発目が鋼テラバーストか水テラスタル読みのフリーズドライかの択になる。

ラス1に残ることが多いエナジーカミをテラバーストで破壊して勝つパターンが多かった。

何度でもいうが、シャドーボールを打たれると負ける。

(一応ムーンフォースがわざと一貫するように構築を組んでいるため、カミ対面までテラスタルを温存する事で基本ムーンフォースを打ってくれる。)

 

・パオジアン

つらら落としに後出しできる事がこのポケモンの最大の特徴。

ただし対面の襷パオジアンには負ける。

 

苦手なポケモン

・高耐久ポケモン

(とつげきチョッキ持ちなど)

テツノツツミは耐久がペラペラなので基本的に殴り合いは負ける。

ただ、とつげきチョッキ持ちはキョジオーンに有効打がない事が多いため、これらのポケモンをいかにキョジオーンで削れるかが勝負。

 

・オオニューラ

パルデア最速の座を奪わないでもらっていいですか

この大会でめちゃくちゃオオニューラに当たったのであまりツツミは出せなかった。

 

 

カイリュー

f:id:nisyou1720:20230812103432p:image
f:id:nisyou1720:20230812103426p:image

努力値配分:いじっぱりH236 A252 S20

前期のランクマッチ2位の方のカイリューを参考に調整

ミラーが発生した時に勝てるように元の調整よりもSラインを上げている

 

特性:マルチスケイル

すべての技を半減にする最強特性。カイリューカイリューたらしめる所以。

これまでは4倍弱点の氷タイプがある事でかろうじて壊れポケモンであったが、今作からテラスタルにより4倍弱点を消せるため、どんな攻撃も耐えることが可能になる。

 

持ち物:シルクのスカーフ

技を打ち分けながらしんそくの火力を伸ばすために採用

 

テラスタイプ:ノーマル

しんそくをタイプ一致で打つ。つよい。

 

 

技構成

しんそく

すばやさに関係なくすべてのポケモンを上から叩くことができる最強の先制技

ノーマルテラス+シルクのスカーフで、ウーラオスさえもしんそく2回で葬ることができる。

 

たまにハバタクカミに対してテラス読みで打つ

 

 

アイススピナー

くるくるカイリュー

相手のカイリューに打つことで次のしんそくで縛れるようになる。

あとはランドロスへの交代読みでも打つ。

 

ちょっと面白い効果として、ゴリランダー+ヒードランの並びに対して、ゴリランダー対面でアイススピナーを打つことでグラスフィールドを消してヒードランの後出しを咎めることができる。

(ただし炎の体で燃えたら負ける)

 

予選の初戦でゴリラドラン構築に当たったので、うっきうきでゴリラ対面でスピナーを打ったものの、ゴリラに鋼テラスされて泣いた。

(でもカイリューが強くて勝った)

 

じしん

ハバタクカミに対して打つ

 

はねやすめ

HPを管理してできるだけしんそくを打てるようにする

 

有利なポケモン

カイリュー

マルチスケイルが残った状態で対面できれば、アイススピナー+ノーマルテラス神速で大体勝てる。

相手はカイリュー対面では下手にテラスを切れないため、アイススピナーは大体通る。

 

大会でも何度もカイリューをぶっ倒して勝ちをもたらしてくれた。

 

・オオニューラ

ゴーストテラスタルじゃないオオニューラはじしん+しんそくで縛れる。

本大会ではオオニューラを使う人が多くてツツミが全く役に立たなかったため、何度もこのカイリューに破壊してもらった。

 

・大体のポケモン

しんそくで殴り合えば大体勝てる。

 

苦手なポケモン

・受け気味のポケモン

(ヘイラッシャ, ディンルーなど)

積み技やアンコールが無いため突破が難しい。

ただし、相手視点では積み技やアンコールが無いことがわからないため、即決でカイリューを投げることで相手のポケモンを引かせることも可能。

 

カバルドン

砂でマルスケが潰れて無理

 

・ゴーストテラスタルポケモン

ケアしないことで対策とする

 

 

④ ウーラオス(一撃の型)

f:id:nisyou1720:20230811230857p:image
f:id:nisyou1720:20230811230849p:image

努力値配分:ようきAS252 H4

サーフゴーに素早さで勝てるように最速

どこまで意味があったかは不明

 

特性:ふかしのこぶし

まもるを貫通する。つよい。

 

持ち物:きあいのたすき

襷を持たせることで大体のポケモンに勝てるようになる。

 

テラスタイプ:ゴースト

カイリューの神速や格闘技を無効化するために採用。一度も役に立たなかった。

 

技構成

あんこくきょうだ

壊れ技

確定で急所に当たる

つよい

 

ふいうち

相手が攻撃技を選んだ時に先制で攻撃できる技

 

大会ではチキって一度も打たなかったが、打たなかったので何度も負けた

 

インファイト

高威力の格闘技

 

つるぎのまい

環境を壊したたった一つの技

ウーラオス剣舞すると試合が終わる

 

得意なポケモン

・襷が残ってる時の大体のポケモン

 

苦手なポケモン

・襷が削れた後のポケモン

 

⑤ ハバタクカミ

f:id:nisyou1720:20230811230903p:image
f:id:nisyou1720:20230811230909p:image

努力値配分:おくびょうCS252 H4

耐久調整をするか悩んだが、カミ対面で負けるのがしょーもなさ過ぎるので最速

 

おかげで物理耐久はぺらぺら

ランドのスカーフ地震で死ぬ

 

 

特性:こだいかっせい

死に特性

 

もちもの:こだわりメガネ

C135から全てを破壊する

 

テラスタイプ:フェアリー

メガネ+タイプ一致でテラスタル=最強

 

技構成

ムーンフォース

高火力フェアリー技

 

シャドーボール

高火力ゴースト技

相手の鋼タイプへの交代を読んで打つと神になれる

 

ハイパーボイス

身代わりツツミ対策で採用

一度も使わなかった

 

ほろびのうた

キョジオーンの守ると合わせて相手を詰ませることが可能になる

 

得意なポケモン

・なし

 

苦手なポケモン

・全部

PTに採用したものの、誰にも勝てる気がしなかったので全然選出しなかった。

たまにカミの啓示が舞い降りる時があるので、その時だけ選出する。

 

⑥ パオジアン

f:id:nisyou1720:20230811230925p:image
f:id:nisyou1720:20230811230919p:image

努力値配分:いじっぱり H220 A156 B108 D4 S20

前期4位の人の配分をまるパクり

カイリューのノマテラ神速を2回耐えるらしいが、ここまでのメンツがカイリューに対していかつすぎたのか、神速をパオジアンに打たれる場面は一度もなかった。

 

ここまで硬いとスカーフウーラオスの水テラスすいりゅうれんだすらも耐えるため、ラオス対面でカタストロフィが安定択になるが、耐えた所で次に打つ技がないので1-1交換をするかツツミバックしてアクジェを縛るかしかない。

 

特性:わざわいのつるぎ

相手の防御を3/4にする。つよい。

 

持ち物:ゴツゴツメット

持たせるアイテムが無かったので採用

一応ウーラオスやパオジアン、カイリューに強くなるが、もっといいアイテムはある気がする。

 

テラスタイプ:ほのお

本構築の1番の地雷要素

これまで同じ並びで対戦してきたが、ハッサムの蜻蛉返り→ガチグマの流れがどうしても無理だったので、1番役割の薄かったパオジアンをほのおテラスタルにすることで対策

 

副産物としてサーフゴーのゴールドラッシュやカミのムンフォを耐えるようになるが、代わりにすいりゅうれんだ一発目で致命傷になれる。

 

 

 

技構成

つららおとし

パオジアンの代名詞

相手を27%の確率で行動不能にする

ただし10%の確率で自分が行動不能になる

 

パオジアンを使う以上この技を入れない理由がないが、つららを打てる構築なんて一つもなかったので一度も使えなかった。残念。

 

カタストロフィ

相手のHPを半分削る

相手を問答無用でツツミ圏内に押し込むための技

大会で5回打って1回しか当たらなかったので2度と使わない

 

テラバースト

ハッサムを殺すための技。

ハッサムに対して打つ。

たまにパオジアンにも打つ。

 

じこさいせい

ディンルーに強く出るために採用

相手に余計にゴツメに触らせることができる。

あとは相手の不意打ち読みを読んで回復するという無茶苦茶なプレイもできる。

 

得意なポケモン

ハッサム

パオジアンを狩るために意気揚々と出てきたハッサムを確実に倒せる。ハッサムがいないハッサム構築はめちゃくちゃ弱いため、ハッサムを倒したら大体そのまま勝てる。

 

・パオジアン

パオジアンに強いパオジアン

交代以外の全ての行動に対して炎テラバーストが安定になる。

 

・ディンルー

じしんを2耐えできるのでカタストロフィとつららでイジメるつもりだったが、ディンルーは一度も出てこなかった。

 

・パオジアン恐怖症の対戦相手

持って無いのに何故か不意打ち警戒で交代したり、つらら警戒でテラスタルを切ってくれる。タイミングよくカタストロフィやじこさいせいをして気持ちよくなろう。

 

苦手なポケモン

・上記以外の全てのポケモン

行動保証が無いし、ほのおテラスタルは弱いので誰にも勝てません。

 

・パオジアンを恐れない対戦相手

襷を警戒しないメガネカミに突っ張られて3タテされました。未だに納得できない。

 

【選出と立ち回り】

・基本選出

キョジオーン+テツノツツミ+強そうな誰か

キョジオーンをツツミともう1匹で介護しながら相手を削り、ラストをツツミで締める。

 

カイリューやオオニューラが見えた時はカイリューを投げるように意識していたが、何も分からない時はカミ頼みをしていた。

 

キョジオーンで有利対面を作って相手をしおづけ状態にした後は、相手のしおづけ状態を切らさないように無限回の択ゲーを制して相手のPTを削っていく。

 

いかに相手をイライラさせるプレイングをするかが立ち回りのポイント。平静を失った相手は立ち回りが雑になりがちなので、気づけば相手のPTが崩壊している事が多い。

 

 

 

ハッサム入り構築

パオジアン+ウーラオス+カミ

ハッサム構築はパオとカミの処理をハッサムが担っているため、パオジアンでハッサムを破壊できればカミが通って勝てる。

あとはお供にいるガチグマをウーラオスインファイトでしばいて勝ち。

 

・なんか怖そうな構築

悪ウーラオス+(キョジオーン+カイリュー+ツツミ)

or

ツツミ+(キョジオーン+カイリュー+悪ウーラオス)

初手の身代わりやおんみつマント、水ウーラオスが読めた場合にはツツミか悪ウーラオスを最初に投げて対面的にテンポをとっていく。

初手で出し勝てれば勝てるし、初手で出し負ければ負ける。

 

ラス1にキョジオーンを見せずに残しておくと、キョジオーン対策を失った相手を絶望させる事ができる。

 

【さいごに】

キョジオーンのおかげで予選を突破したし、キョジオーンのおかげで本戦でも一勝をもぎ取る事ができました。

キョジオーンはかなり技選択が難しいポケモンですが、その分技選択を極めれば本当に強くなるポケモンなので興味があれば使ってみて欲しいです。

 

あと、強いキョジオーン構築案や、おんみつマントと身代わりを環境から駆逐する方法を知っている方は是非教えてください。

 

 

 

 

 

 

『stars we chase』の歌詞和訳と解釈 ~星の在りか~

 

ミアの曲のこの英語ってどういう意味なんだろう?

そう思って歌詞カードの日本語の歌詞を見たのに、英語の意味がさっぱり読み取れない。

そんな経験したことありませんか?

 

これは『stars we chase』に限らず、『Toy doll』や『I'm still…』でもよく起こる事件です。

そして、それは理解できない人が悪いのではなく、日本語の歌詞に問題があるために起こってしまう悲劇です。

 

断言します。ミアの曲において日本語の歌詞と英語の歌詞は別物です。

僕がそう言い切る根拠は主に2つあります。

 

一つ目は、日本語の歌詞には英語の歌詞では表現していない言葉が多く記されていることです。

 

わかりやすいのは2番Aメロ

Honesty was gone to say the least

公式の和訳:僕らはそれを素直に言えなかったね

 

英語の歌詞では

“Honesty” (=素直な気持ち) を主語にして

“was gone” (=どこかにいってしまった) というように表現し、

最後に“to say the least" (=控えめに言ってもね) とつけ加えています。

 

これに対して、日本語の歌詞では

「僕ら」という登場人物がから登場し、

「それ」という指示語がいきなり登場し、

「素直に」という副詞的表現に変化して、

「言う」という動詞が全然違う意味で用いられているのです。

 

日本語の歌詞と英語の歌詞の持つ意味が全く違うものだということが分かっていただけたでしょうか。

 

 

そしてもう一つの根拠は音楽のリズムと日本語の歌詞のリズムのズレです。

 

一番顕著なのはAメロの後半

when did it happen? Turned away my face

公式の和訳:ねぇ、見ないフリをしたのはいつだっけ

 

“when did it happen?”という疑問を最初に投げかけ、

それに“Turned away my face”と中身を補足する。

この流れ・リズム感こそがこのパートの持ち味です。

 

それに対して日本語の歌詞カードでは、

見ないフリしたのは→いつだっけ

という真逆のリズムで言葉が綴られています。

 

英語の歌詞は曲に乗せて歌う前提であるのに対して、

日本語の歌詞は曲に合わせて歌われることを目的としていません。

そのため、日本語の歌詞はどうしても曲のリズムに合わない文章になってしまっています。

 

以上の理由から、僕は英語と日本語の歌詞はやはり別物だと感じる訳です。

日本語の歌詞を通して『stars we chase』を楽しむことを否定するつもりはありません。

ですが、楽曲として“stars we chase”を楽しむには英語のリズムのままに英語のままの意味が入ってくるのが一番大事なことだと思うのです。

 

何よりこんな日本語を使っているせいで、ライブで内田秀さんが英語で表現する歌が伝わりきらない、秀ちゃんがいろんな気持ちを込めて歌ってくれた言葉が客席に届かない、そんな悲しいことはあってはならないのです。

 

なので、英語が苦手な日本人にも、英語の歌詞で綴られた言葉とリズム感が出来るだけ伝わるよう、僕の翻訳・解釈を書いていきたいと思います。

 

だいぶ長くなりましたが、よければ最後まで読んでいってください。

 

 

I used to look above at stars, and chase

ボクは昔いつも星を見上げて追いかけていたんだ

『stars we chase』のAメロは、聞き手を歌い手の世界に誘うように、

I used to 〜

=「昔のボクはいつも〜していたんだよ」

という歌詞から始まるのが特徴的です。

 

英語でのused toという表現は「昔はずっとそうだった」けど、「今はそうじゃない」という意味が込められている表現です。

あくまでも過去の状態について現在と対比しながら表現した言葉が“used to”であり、「好きだった」のような感情を表す言葉でないことはお気をつけ下さい。

 

また、look aboveという表現には、同じ「見上げる」という表現の“look up”よりも一段上の何かを見るというニュアンスがあります。

"above"は本当にただ星を見ているんじゃなくて、星の向こう側にある何かを見つめている。そんなイメージです。

 

 

Never had to doubt what I could take

何を掴めるかなんて考えもしなかったんだ

ここのhave tofind it necessary to do the specified thing (〜する必要がある)の意味。

never have to doubtで「一度も疑う必要がなかった」、自然な日本語に直すなら「考えもしなかった」になると思います。

 

ここで登場するcouldは仮定法のような使い方で、「もし僕が何かを掴めるとして、一体何が掴めるのだろうか。いや、そもそも一体何か掴めるなんて確証がどこにあるのだろうか」くらいの意味で、こういうモヤモヤした推論をcouldという1つの助動詞で表しているわけです。

 

幼い頃の彼女は純粋無垢にひたすらに星を追い求めるような女の子だったわけで、

「あのね、わたしはスターになりたいの!」

と言うかの如きあどけなさが伝わってくる一節です。

 

Now I’ve found it’s further than it seemed

でも意外と遠いものなんだと気づいてしまったんだ

昔はこうだったけど(used to)、でも今は〜(Now I've)

と、これまでの歌詞に逆接的に繋がるのがこの三節目の歌詞です。

 

ここで気にしたいのがI've found (that ~) というフレーズ。

現在完了形の表現なので「もう〇〇に気づいた」という意味になりますが、より歌い手の心情に近づけるならば、「〇〇に気づいてしまった」というネガティブな日本語がすっきり収まります。

 

また、that節中にあるitは具体的に何かを指す指示語じゃなくて"It's sunny today"のような形式的な主語としてのitの用法です。

なので、it's further than it seemedは、主語を曖昧にしたまま「意外と遠いもの」と訳すのが適当。

 

 

ここのAメロ最初の3つの節は

"I used to look above at"

"Never had to doubt what"

"Now I've found it's further"

というように、used to → now,  never had to doubt → have found といった話の流れを作る単語が最初の1小節に固められています。

日本語だと、

「昔はね、」

「全然考えなかったんだよ、」

「でも今はね、」

というように、どこか歌い手の感情が溢れ出すような、そんな言葉から歌が始まるのです。

そして最初に感情が強くこもっているからこそ、

“at stars and chase”

“what I could take”

“than it seemed”

といった、あとに続く言葉から、どこか哀愁のようなものを感じ取れるのです。

無理矢理日本語にするなら、

「昔はね」「星を追いかけてたんだ」

「全然考えもしなくて」「何をつかみ取れるかなんてさ」

「でも気づいちゃったんだ」「思ってたより遠いってさ」

って言うような、どこか詩的な語り口調で表現されているのです。

 

The light gets smaller, my eyes to a closure

光は弱くなって、目は閉じていってしまった

そんな詩的な言葉から音楽に引き戻す様に、一気にリズム感が増すのがこのパート

“light”と“eyes”の高音が本当に気持ちいいです…

 

この“the light”という表現については少し考察することがあるので、良ければ文末の考察パートを読んでいってください。

 

When did it happen? Turned away my face

When did it happen? Pain increasing

ねぇ、いつからだっけ?顔を背ける様になったのは

いつからだっけ?痛みが増してくる様になったのは

言葉のリズム感については冒頭に述べた通り。

先の“the light” “my eyes”という高音パートから、“when did it happen?”と繋がるのが本当に心地いい。

 

ここのwhen did it happen?というのは、Aメロ前半で昔は〇〇だったけど今は〜という話の流れがあって、「ねぇ、いつなの?」といった風に、流れを断ち切って意識を向け直す言葉です。

「いつからだっけ、ねぇ、いつからだっけ」という表現に強く感情が溢れ出ているからこそ、when did it happen?と言う言葉が先に出て、後にその補足がくるのです。

 

Shadow walk and dealing, truth inside revealing

Still, a part of me’s seeking that feeling

暗闇を彷徨う中で、真実は教えてくれたんだ

それでもボクはどこかあの時の気持ちを探しているって

前半はスクールアイドルになるまでのミアの振る舞いを表したかなようなパート。

真っ暗な道を彷徨ってるように見えたけど、そんな中にも「本当の気持ち」があったんだ。そんなイメージ。

正直和訳に自信がない

 

そして次のstillはとても大事なフレーズ。

よく「まだ」と訳されるこの副詞ですが、この場合は否定の意味を込めて「それでも」と訳すのが適切だと思っています。

 

見てみぬふりをするってことは、もう昔のことは全て諦めてしまったの?

いいや、それでもボクはまだあの気持ちを忘れられないんだよ。

 

歌い手のこんな気持ちが“still”という言葉に込められていると思います。

『I'm still…』はこうしたミアの複雑な心情を一曲を通して描いている曲だったので、この“still”という言葉からどこかスクスタの世界に居たミアを思い出してグッとくるものがあります…

 

 

Dreams in the sound I made for you

Go ’round, come returning through me

キミに贈った音楽に載せたボクの夢は 

周り巡って ボクの中に戻ってきたんだ

 

夢が巡り巡って自分の元に戻ってくる、そんな情景を表す言葉としてここではcome through me という表現を使います。

to meじゃなくてこのthrough meと表現するのは、それが内側まで深く刺さっているような感覚を表現したいのかなと思います。

 

最初は無意識的に音楽に込めた夢だったけど、周り巡って、今ようやくその曲に込めた自分の真意に本当の意味で気づいたんだ。

そんな気持ちを表す表現なのではないかと思います。

 

ちなみに、dreams という言葉については最後に少し考察を付け加えています。よければそちらも是非ご一読を。

 

Where this light shines so bright, you showed

この光がこんなにも輝けるところを教えてくれたのは キミなんだよ

ここで登場するsoという単語。めちゃくちゃいい…

英英辞典では“to such a great extent”と説明されています。soはvery とは違って、聞き手が理解できる程度を示して“such”「こんなに」「そんなに」の意味を持ちます。

 

日本語でも

「僕がこんなに輝けるのは君のおかげなんだよ」

という時の「こんなに」と言う言葉には、その瞬間の自分がとても輝いている、聞き手もそれを分かってくれるという自覚が前提にあるわけですよね。

 

このsoのエモさが分かりますか!!!???

 

ミアはずっとずっと歌うことから目を背けて、卑屈な態度をとって、「それでいいじゃないか」と自分に言い聞かせてきたのです。他人からの視点ばかり気にして、自分自身に向き合うことなく生きてきた、そんな女の子なんです。

未だに人前で歌うのが怖くて、ステージに立つ時には震えそうになるけど、それでも今この歌っている瞬間のミアは自分自身に向き合って、自分自身を曝け出して、それが凄く輝いているとミア自身が認識していて、だからこそso brightという言葉が出てくるのです。

 

うん、誰よりも輝いてるよ…ミア…

 

 

さて、話を戻しましょう。

Bメロを聴いていると、人を表す単語が印象的だなと思います

“Dreams in the sound I made for you

“go'round come returning through me

“where this light shines so bright, you showed

日本語だと

〇〇なんだ、君にね

〇〇なんだ、僕の元に

〇〇なのは、君なんだよ

と言う感じで、人を文末に持ってくることでリズム感が作られています。

 

ここのパートは全て最後のyou showedにつなげるための布石で、

「キミにね」

「ボクの元にね」

でも、ボクがこんなに輝けるのは、誰のおかげかっていえば、もちろん、「キミなんだよ」

そういう言葉の組み方をしているわけですね。

 

サビに向かって音楽が盛り上がっていくとともに、歌詞もぐんぐん盛り上がっていって、最後の“you showed”でクライマックスに入っていく。ここはそういうアツい歌詞です。

 

It’s back and now

戻ってきたんだ、さあ、

このnowは「今」の意味はなくて、「今から〇〇しようよ」「今でしょ!」のような、聴き手の意識を促すための言葉です。

自然な日本語に訳すなら「ほら!」とか「さあ!」のような意味です。

 

 

 

Take your hand out, we can reach

手を伸ばそうよ、きっと手は届くよ

ここで初めてweという単語が使われます。

ミアが自分のことを振り返っていた歌詞から、ミアが聞き手に語り聞かせる歌詞に変わり、そしてサビではミアが聞き手に呼びかける形の歌詞に置き換わります。

 

Always been there to be freed

いつもずっとそこにあって、解き放たれようとしていたんだ

現在完了形の文章は「いままでずっと」の意味をもつ文章です。

いま・その瞬間の出来事じゃなくて、これまでもずっとそうだった、の意味をもつ用法で、alwaysを使ってそのことを強調しています。

to be freed は未来へ向かっていくイメージの"to"と「自由にする」という動詞の“free”を使って、解き放たれようとしている、くらいの感覚。

 

It’s getting loud, on to a scream

どんどん大きくなって、叫び声になっていくんだ

日本語の歌詞では「本当の想い」と「内なる声」という主語を持ってきていますが、本来はAメロの3つ目の歌詞に出てきた"It's further"と同様の形式主語のitです。

(いったいどこからその日本語でてきたんですか?)

また、on to a screamというのは scream にくっつく、screamと一緒に外に出ていく、そんな感覚ですが、それを日本語では「叫び声になる」と言いますよね。

 

サビの特徴は

“take your hand out” → “we can reach”

“Always been there” → “to be freed”

“It's getting loud” → “on to a scream”

というように

今のこと → 未来のこと

という言葉の流れができていることです。

 

英語的な表現が多いので日本語でこの感覚を表現するのは難しいけど、

手を伸ばしたら、きっと届くよ

そこにあって、解き放たれようとしているよ

どんどん大きくなって、声になるんだよ

という感じでしょうか。

 

We’re starting this brighter tomorrow

一緒に始めるんだ より輝かしい明日に向けて

Try this

やってみようよ

Every color shown, bright in the star

色んな色を放ちながら、あの星の中で輝いているんだ

From here we can find

ここからきっと見つけられるよ

Letting us shine

僕たちを輝かせてくれるからね

 

日本語だと主語が「あの星」になってますが、英語だと本来主語は明示されていません。

 

Don’t hide your brightness

その輝きを隠さないで

とっても良いフレーズ。大好き。stars we chaseの全てが詰まってる。

 

your brightnessはミアがランジュと接する中で感じ取ったランジュ自身が持つの魅力や個性のようなもの。

それを「同好会のようにはなれないから」という理由で諦めてしまいそうになっていたランジュに対して、Don't hideと強く主張していくのが本当にカッコいいです😭

 

 

Approval of someone to feel complete

“完璧”でいられるための賞賛も

Honesty was gone to say the least

完全に忘れてしまった素直な気持ちも

Many things about us are the same

色んなところで僕たちは一緒なんだ

The distance for us is hard to decipher

ボクたちの距離は分かりづらいよ

decipherは推理や謎を「読み解く」みたいなニュアンスの「解る」の意味です。

ランジュとの距離感を探り探り接してきたミアのことを考えるととっても可愛いよね。だって14歳だもんね。

 

2番Aメロの特徴は

Approval of〜”

Honesty was〜”

Many things about〜”

The distance for us〜”

というように、人を主語にしないままで

名詞→その説明

という流れで文を構成しているところです。

 

ずっと“I”が主語だった1番とは打って変わって、どこか無機質な、一歩引いたような感覚が感じられます。

 

ちなみにこの2番Aメロ前半は歌詞カードに書かれた日本語がとっても綺麗なので、もしまだ見たことない人がいたら是非手元にとって読んでみてください。

 

 

Why did it happen? I’ve imagined your face

Thinking about this lonely feeling

どうしてだろう?キミの顔が忘れられないんだ

この寂しい気持ちを感じるとね

まずはI've imaginedの訳について

現在完了系での表現なので「ずっと思い浮かばれる」くらいの意味。誰かのことが頭に留まり続ける状態は「忘れられない」というのがシンプルかと。

 

thinking about ~というのは典型的な分詞構文ですが、典型的だからこそ訳すのが難しい。

「この寂しい気持ちを感じると→キミの顔が忘れられない」

なのか、

「キミの顔が忘れられなくて→この寂しい気持ちが思い浮かばれる」

なのかは僕には断言できないです。

一応歌詞カード通りに前者で訳しましたが、語順的には後者の方が意味として通りやすい気がします。

どっちが正しいニュアンスか誰か教えてください

 

Standing still exceeding, urge and drive increasing

立っているのはもう十分だ、この気持ちがどんどん強くなっていくよ

urgeは「衝動」、driveは車の運転…ではなくて「動力」「駆動するエネルギー」くらいの意味でしょう。

自分の意識的にも、無意識の中でも、動かなきゃ!という気持ちが湧き上がってくるようなイメージ。

うまい日本語が全然思い浮かばなかったので「この気持ち」と一つにして訳しました。許せ。もう僕の英語力の限界なんだ。

 

I’ve gotta be by you and speaking

君のそばに行って話さなくちゃ

日本語の歌詞だと「早く君に伝えないと」というようにbe by youの箇所が丸々抜けていますが、個人的には大事にしたい言葉。

 

2番のAメロはミアとランジュの類似点と「似たもの同士なのに心の距離が掴めない」苦悩を歌い上げた歌詞です。だから distancelonely, standingdriveのような「距離感」や「動き」に関する単語がいっぱい登場するわけです。

そのような言葉を受けた“be by you”という歌詞は、ミアがランジュのそばに行きたい、2人の距離感を縮めたい、そんな意味が込められているように思います。

 

今まで距離感が掴めなくてどうしようか分かんなかったけど、それでも理屈は抜きに、どうしてもボクはランジュの側に行きたいんだ。

 

そんなミアの素直な気持ちが垣間見える歌詞なのです。

なんでそこ端折っちゃったんですか???

 

 

 

A little time has been taken

I find it was time we needed

少し時間はかかったけれど

この時間は必要な時間だったんだ

When our minds are aligned, we know

ボクたちの想いが1つになったとき、ほら

we knowは「ボクたちは知ってる」じゃなくて「ほら」「ね?」みたいな相手を促すワンフレーズです。

 

minds are alignedは「心が揃う」という表現ですが、意訳すれば「想いが1つになる」でいいかなぁと。

ラブライブはこう言う日本語好きだもんね

 

That star’s in view

あの星が見えるよ

that をðætの発音で言っていることから、関係代名詞じゃなくて「あの」の意味のthatですね。

 

is in viewという表現もとても良い。

ひとえに「星が見える」と言っても、ただ見えるんじゃなくて、これまで見えなかった星が、ふと気づいた瞬間に見えるようになっている。そんなイメージの「星が見える」という言葉です。

 

 

Let’s restart it, you and me

一緒にもう一回始めようよ 君とボクとで

Walking on our new story

新しい物語を始めようよ

I feel your voice, my melodies

キミの歌声が、ボクの音楽になるよ

カンマ()を無視してしまうとただ「あなたの声と私の音楽を感じる」なのですが、カンマ(,)があるということはこの歌詞は2つの意味から構成される文章なわけです。

最も簡単に理解するなら beingを間に入れてあげて

I feel your voice, (being) my melodies

=「あなたの声が私の音楽になるのを感じる」

と訳すのがいいと思います。

 

正直原曲を聞いていてこんなに頭が回るわけないので

your voice → my melodies

という流れがあることを感じ取れたら十分だと思います。

 

Don’t worry when struggling to follow

気にしないで どんな分からないことがあっても

Find this

見つけに行こうよ

Allow this

やってみようよ

 

 

日本語だとどっちも「〇〇してみる」の意味のtryallowですが、tryは新しいものを1から自分のものにしていくのに対して、allowは既にあったものを縛り付けないで解き放っていく、そんなニュアンスであるように思います。

 

これまでのミアやランジュの態度というのは色んなものが“not allowed”なストイックな生き様でした。

ミアにとっては「スクールアイドル活動をすること」や「他人から求められていない曲を作ること」だったり、ランジュなら「他の人と一緒にいること」だったりしたわけです。

 

でも、同好会はどんな人も受け入れてくれる。どんな自分も受け入れてくれる。

 

そんな自分を縛り付けてきたことから自分を解き放って欲しい、一緒に同好会に入ろうよ、そんな意味がこのallow thisに込められているのではないでしょうか。

 

 

 

Take your hand out, we can reach
Always been there to be freed
It’s getting loud, on to a scream
We’re starting this brighter tomorrow
Try this
Every color shown, bright in the star
From here we can find
Letting us shine
Don’t hide your brightness

 

最後に一番と同じ歌詞を歌い上げておわりです。

 

 

論点と解釈

『stars we chase』という曲の英語表現について日本人が理解に躓きそうな個所を中心に追ってきました。これまではできるだけ議論の余地がないように言葉の意味をとってきましたが、最後に少しだけ色んな解釈ができる箇所についての僕の考察を述べて終わろうと思います。

 
・この曲は誰に向けた曲なのか

この曲は1番のBメロからは"you"や"we"のような、聞き手の存在が登場します。

アニメの文脈を踏まえると鐘嵐殊が"you"に当たるというのはすぐにわかるのですが、果たしてこの曲は本当にランジュだけに向けた曲なのでしょうか。

 

よくよく考えてみると必ずしも"you"がランジュ一人である必要はないんですよね。

 

例えばサビの

Take your hand out, we can reach

Always been there to be freed

It’s getting loud, on to a scream

We’re starting this brighter tomorrow 

の箇所は、ミアと同じ夢を追いかけられるどんな聴き手が"you"であっても成立する歌詞です。例えば「昔の自分」のような存在を"you"とった時にどんな意味になるのか考えるのも面白いと思います。

『I'm still…』なんかはまさに昔の自分に向けた曲ですし、どう言う表現の違いをしているかなと考えながら聴くのも楽しいです。

 

・“the light”の指すものは?

1番Aメロ前半パートの最後にて、"the light"ということばが出てきました。

日本には存在しないこの定冠詞"the"ですが、この“the”はそれが特定可能な事物であること示すために付けられるものです。

なので、"the light"と言うからには必ず聞き手の頭の中にある"light"のことを指しています。

 

幼い頃よく星を見上げて追いかけていた

純粋にただひたすら追いかけていたけど、

今やその星が遠いものだと知ってしまった

 

ここまでの流れで登場する“the light”といわれたら、星が放つ光、或いは星に喩えられた夢や願いのキラめき、そういったものを指す…

 

と考えるのが早いのですが、もう少し解釈の余地があると思います。

これまでの表現の中で登場した"light"は本当に星の輝きだけだったでしょうか。

星を追いかける少女の心の中にも"light"はあるんじゃないでしょうか。

夢を純心に追いかけている少女が放つ輝き、きらめき、そういうものを指して"the light"と言っている。そういう解釈の方が自然なように思います。

 

 

・“Dreams”とは何か

1番Bメロの最初の歌詞にて、

"Dreams in the sound I made for you"

という表現が出てきました。。

 

特にこの“dreams”という言葉。『dream with you』や『colorful dreams, colorful smiles』にも使われているように、dreamという言葉はニジガクにおいてとても大切なワードです。

 

そして、ここで何より注目したいのがdream“s”という複数形である点です。a dream や the dreamではなく、dreamsであるのはなぜか。

最初は一般的な感覚として「夢」って沢山あるものだから、そういう多様性を加味した表現なのかと思っていました。

でも、Dreams in “the” soundという特定が後でなされているんですよね。

それで、これも僕の解釈なのですが、“Dreams in the sound”というのは、ミアの心の二面性を含意した表現なのではないかと思うのです。

 

ミアが劇中で語った夢や願いは2つあります。

1つは

「ランジュを通して自分の曲を広めたい」

これは作曲者としてのミアの夢です。

 

そしてもう1つは

「歌いたい、歌いたいんだ」

という台詞に表れた、自身でステージに立って歌いたいという幼い頃から抱き続けたミアの夢です。

 

これがもし単数系の“dream”だとしたら解釈に困るのですが、“dreams”という表現の意味するところは、ランジュに送った曲にはミアの中の色んな願いを込められた曲であったのだということです。

 

Aメロの最後に

"shadow walk and dealing, truth inside revealing"

というフレーズがありました。日本語の歌詞だとちょうど省略されていたフレーズですが、"truth inside"=「内側にある真実」って単語って、この時に説明なくいきなり登場するわけです。

 

先に抽象的な説明を行って、その具体的な情景を説明する、というのは英語の常套手段です。

そう、"Dreams in the sound"から始まるBメロの歌詞は、直前のAメロの歌詞を説明する情景として読み取れるんじゃないかと思います。

ミアの作曲家としてのふるまいは、「誰かに求められる曲を作れば、それでいいじゃないか」という発言があったように、どこか信念がなく揺らいでいるようなものでした。

まさに"shadow walk and dealing"な状態です。

 

でも、ミアは求められるものをただ作っている作曲家ではありませんでした。自分で歌いたい、自分の想いを伝えたい、そんな気持ちが表出したのが2期9話でランジュに向けて作った曲でした。

ミアは自分でも気づいていませんでしたが、ランジュに向けて作った曲には幼いころから抱き続けてきた夢を込め続けていたのです。それが"truth inside"の表すところではないでしょうか。

これは完全に行き過ぎた解釈だという自覚はあるのですが、ランジュの曲の中で日本語と中国語以外に何度も英語が登場するのは、ランジュの曲にはランジュの想いだけでなくミアの想いが込められているからなのかなと思ってます。ランジュとミアの想いが重なることばが英語で表現され、ランジュの想いが強く表出したのが中国語の歌詞なのではないでしょうか。

 

これら2つの立場の願いが込められているからこそ、Dreamsという表現になっているんじゃないかと考えました。

 

・『stars we chase』のタイトルに込められた意味

『stars we chase』というタイトルに出てくる"stars"というのは、いったい何を表しているものだと思いますか?

 

いや、最初の歌詞に"used to look above at stars and chase"と言っていたんだから、ミアが幼いころから追い求めていた夢やゴールのことじゃないの?

 

そんなことを言う人も少なくないかもしれません。

 

でも、この曲を読み解くと、それ以外の解釈もありだなと思えてきます。

 

まずこの『stars we chase』の日本語訳から考えていきましょう。

僕はずっと"chase"を「追いかける」と訳してきました。

日本人が持つ「チェイス」という言葉は、映画で警察がパトカーに乗って犯人を追いかけるカーチェイスのイメージだと思います。

でも、英語の"chase"はカーチェイスのような追いかけっこを意味するのではなく、"persue"や"seek"と同じく「追い求める」「探し求める」という意味をもつ言葉です。

『stars we chase』というタイトルを日本語に直すなら「僕たちが探し求めた星」になるのです。

 


ここで、Aメロの歌詞に戻ってみましょうか。

ミアは最初

“I used to look above at stars and chase”

と歌いました。

“used to”と言う単語は、暗に「今はそうじゃない」というための言葉であることは先に述べた通りです。

しかし、そうであるならば、"I used to chase"と歌うこの歌詞は今のミアは星を追いかけていないことを暗に意味すると取ることもできるのではないでしょうか。

つまり、幼い頃のミアが見上げて追いかけていた星と全く同じ星を、今のミアは追いかけていないという解釈も可能です。

 

 

また、サビではミアはランジュに語りかけるように次のように歌い上げます。

"we're starting this brighter tommorow"

“try this

"find this"

"allow this"

“this”と言うからにはミアとランジュの中では理解できるもの、ミアとランジュの手元にあるものを指しているわけです。

一体この"this"というのは何を指しているのでしょうか。

 

そして最後の論点にいきましょう。

Aメロの3つ目に

“I've found it's further than it seems"

という表現がありました。これはミアが幼いころに追いかけていた星の遠さについて語る言葉です。

にもかかわらず、どうしてサビでは

“bright in the star”

と言うのでしょうか。遠い存在を表す英語には“that”があります。遠いと分かっている星のことを表すのに“that”を使わないのは不自然だと思いませんか。

 

僕の言いたいことはもう分かっていただけたでしょうか。

『stars we chase』の表すstarsはもうミアとランジュの中に既に在るのです。

決して届かない存在としての星ではなく、すぐそばにある星として。

輝き、キラメキ、トキメキ。そんな夢を追いかける少女の純粋な気持ちこそが実は"stars"だった。その星は常に自分の中にこそあったんだ。そんな解釈もありじゃないかと思います。

『stars we chase』でミアがランジュに伝えたかったことは、

追い求めていた星はすぐそこにある(Always been there)から、それを見つけてあげようよ(find this)、それを解き放ってあげようよ(allow this)

そういうメッセージだったのかもしれません。

 

ちなみに、さらに解釈を深めるなら、9話の『The Sky I can't Reach』というタイトルの意味も見えてくる気がします。

9話はミアがスクールアイドルになって夢を叶えたお話なのに、どうしてタイトルが『The sky I can't reach』なんでしょう?

掴めなかった空、届かない空、そんなネガティブな意味がタイトルに込もっているのは、ニジガクではこの2期9話だけです。

 

これは僕の見解ですが、ミアは今でもあの空には届かないんじゃないかと思います。

「あの空」というのはミアやランジュが作中で手を伸ばした空、2人がずっと到達したいと思っていた領域です。

この曲の中では1番Aメロの最初に出てくる”stars”という言葉がまさにこの"the sky"という表現に重なると思います。

でも、『stars we chase』で歌う"stars"というのは、決して空に浮かぶ遠い遠い存在としての星ではないのです。ずっとそばにあるのに、気づかれないがために静かにくすぶっているような、そんな存在なわけです。

『stars we chase』は遠い存在を掴んだことを歌う歌詞ではなく、今この場所から始めることを歌う曲です。それは"from here we can find"というサビにも表れています。

このアニメのタイトルで言及された"the sky”と、この『stars we chase』の指す"stars"というのは、やはり別物のように思えるのです。

そして、これが別物だからこそ、スクールアイドルという場所から再スタートを切ろうとしている2人の姿が、よりいっそう輝いて見えるのではないでしょうか。

 

・『stars we chase』のもつストーリーについて

これまでのミア・テイラーの曲を振り返ってみると、『I'm still…』は自分自身のことを歌った曲であるのに対して、『Toy doll』は“あなた”に贈る曲として常に聞き手の存在が前提となる歌詞で構成されていました。

これに対して『stars we chase』という曲は、『I'm still…』のような独白から始まったかと思えば、1番Bメロからは突然『Toy doll』のような「誰かに贈る曲」へと変化するのです。

 

こうした歌い手の視点の変化が現れることは決して珍しい訳では無いと思います。ですが、こうした変化に理由を見出すのならば、『stars we chase』の1番Aメロの部分は本来はミアじゃなくてランジュが歌うために作られた曲だったんじゃないかと思うのです。

 

2番では“many things about us are the same”と歌っているように、ミアはランジュのことを自分と同じような境遇だと感じとっていました。だからこそミアはランジュのことを誰よりも分かっていると思っていたし、ランジュのことを一番表現できる曲が作れるという自負がありました。

しかし、ミアがランジュのことを引き留めたいという強い想いを込めた曲を作ったために、いつしかその曲はランジュが歌うよりもミアが歌うべき曲になっていた。ランジュが「これは私の曲じゃない」と感じたときのメロディがそのまま『stars we chase』という曲に変わって、失意のさなかにあるランジュのためにミアがこれを歌う。そんなストーリーが隠れていたら素敵だなと思うのです。

 

おわりに

PVのこととか意匠のこととか、まだまだ書きたいことは沢山あって、正直『stars we chase』の世界はこんなものじゃないぞ!って気持ちでいっぱいなのですが、ついに虹5thの当日ということで、この辺で終わりにしたいと思います。

 

拙い日本語も多くて大変読みづらかったと思いますが、最後まで読んでくださってありがとうございました!

 

『stars we chase』のもつ世界観について少しでも解釈の足しになるところがあれば幸いです。



Toy dollの歌詞の話

‟Toy doll”とは虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の11人目のメンバーとして新規加入した「ミア・テイラー」の2曲目となるソロ曲のことです。

 

このToy dollは4thアルバム「L!L!L!」収録曲であり4thライブで披露される可能性が高い一曲、と言うことで

せっかく4thライブに行くのにToy dollの歌詞が分からないのは勿体ない!!!

Toy dollの歌詞の良さが伝わってくれ!!!

という思いを動力にToy dollの歌詞への自己解釈を連ねていこうと思います。

 

Toy dollは全て英語の歌詞でできているので、英語が苦手な人にも伝わるように、僕のオリジナル和訳&用語解説と共にお送りします。

(僕のTOEIC内田秀の7割くらいなので多分間違いだらけですが、温かい目で見てください)

 

 

***

Here we go, we go, we gotta go

行こう!行こう!行くっきゃないよ!

 

みたいな入り出し。

gotta = (have) got to

で、「~しなきゃ!」みたいな意味

「何でノって来ないの?もっとノリノリで行こうぜ!!!」みたいなそういうノリ

たぶん

 

 

‘Cause I know, I know that miracles

だって 知ってるもん!知ってるもん!奇跡は~

 

行くっきゃないでしょ!って主張がきたら後にはちゃんと理由がくる。主張の後の論拠、これが出来てない大学生のなんと多いことか(特大ブーメラン)

BecauseのBe-って箇所、省略する言い方があるんですね~(←英弱)

 

“we go!” と“I know”, “we gotta go”と“that miracle”で同じ韻の踏み方をしてるのを見ると、英単語の韻の踏み方って日本語とは全然違うなって感じます

(we gotta - go と that mira - cle 後ろのthatとかほぼザッしか聞こえないじゃん)

 

 

Really do come true

(~奇跡は) 本当に 絶対 おこる(実現する)

 

強調のdoだ!!!進研ゼミで見たことある!!!

絶対、って意訳したけど正しいニュアンスかはわからん

 

Hey now baby! (Hey!) Baby! (Hey!) 

ヘイナウベイビーヘイベイビーヘイ

Three, two, one, let’s go!

スリートゥーワンレッツゴー!

 

 

ミアちゃんは「あなた」のことをベイビーちゃんって呼びます。

つまり我々にとってミアは14才のママという事になりますね。

 

***

 

Come again? Tell me when you will understand

なんて? 教えて?ねぇ、 いつになったら気づいてくれるの?

 

come againで「もう一回来て!」じゃなくて「なんて言った?」って使い方が出来る(初耳)

 

 

Don’t pretend ‘cause you’re turning red again

誤魔化さないで だってまた顔が真っ赤になってるじゃん

 

pretendは「偽る」「本当じゃ無い何かを演じる」みたいな意味の言葉。

“Tell me ~”で思いっきり「あなた」のことを煽ってるから、

「いや、だって…//」

みたいなやり取りがあって、それを指して“誤魔化さないで”っていう一連のシーンが想像できますね。

 

人を主語にした‟turn red”はそれだけで「顔を赤らめる」って意味。

 

英語の語順だと turning redagain

だけど、

日本語だと また 顔が真っ赤になってるじゃん!

って語順が自然だから、日本語で全て歌詞を処理しようとするとToy dollという曲のリズムが崩れてしまう。

だからどんだけ日本語としておかしくても、

tur - ning - re - d a - gain

のリズムのまま

変わっ てるじゃん、真っ  赤に!  また!!

って頭の中で処理する必要がある。

 

この英語の語順のままでの歌詞の聞き取りが出来るようになれば、Toy dollの歌詞を原曲のスピードのまますぐに理解できるようになると思います。

(僕は出来るようになるまで1週間かかりました)

 

 

Hey hey hey hey

ヘイヘイヘイヘーイ

 

 

 

It’s okay, I don’t hate having company

いいのよ 気にしないわ (あなたと) 一緒にいることは

 

秀ちゃん曰く1番好きな歌詞

 

 

イッツオーケーは良いとして、問題は“don't hate”のところ。

公式訳では「嫌いじゃない」って訳しているけど、英語の「hate」は日本語の「嫌い」よりも強くネガティブに寄った表現なので、「I don't hate」は日本語の「嫌いじゃ無い」ほどポジティブな意味じゃなくて、「気にしてないよ」くらいのニュートラルな意味。

なぜこのニュアンスが大事かといえばこの歌詞ではまだツンデレミアはデレてる訳ではなく、まだ“ツン”だからですね(重要)

 

“company”は「会社」って意味もあるけど、「仲間」「一緒である状態」みたいな用法もある。だから“having campany”で「一緒にいること」って略になるんだけど、誰がどう見ても‟with somebody”じゃなくて"with you"じゃ無いんですか???公式さん???

(公式和訳に頼るのはやめましょう)

 

 

We can call this "date" now, don’t you think?

(でも)私たち、これはもう 「デート」 って言えるよね , そう思わない?

 

オタク昇天ポイント①

 

ここを日本語に訳すと英語特有の言い回しとリズム感が消えるので出来れば英語のまま理解したいフレーズ

 

we can call this a date now, don't you think?

みたいな歌い方。

私たち いえるじゃん! これのこと デートって!!! もう 違う?あなた 思わない?

みたいな言い回しになってます。

 

 

 

 

Hey hey hey hey!

ヘイヘイヘイヘーイ

 

***

 

I know you like how I treat you like a toy doll

知ってるわ あなたが私におもちゃのように扱われるのが好きなこと

 

英弱には最難関のBメロ

まずは繰り返し聴いて単語を聞き取る所から

歌詞をリズムに起こすと下のようになってる

I know you - like - how I - treat you - like a - toy - doll

 

 

“treat” は「○○だと思って接する」みたいな単語

その○○に来るのが曲名にもなってる“Toy doll”= 「おもちゃのぬいぐるみ」

おもちゃのぬいぐるみって言うとリカちゃん人形みたいなやつを想像すると思いますが、テディベアみたいな所謂「ぬいぐるみ」の類も全部Toy dollに入るんじゃないかと思います。(ちょっと自信ないけど)

 

曲名にもなってる「toy doll」は、実は歌詞に登場するのは後にも先にもこの一節だけ。

じゃあなんで曲名になっているかと言えば、ミアにとって「あなた」に向ける感情は良くも悪くも「Toy doll」に対するものと同じなんじゃないかと思う。

「かわいい」「大好き」といった愛情と、「一緒にいて欲しい」「離れるのは嫌だ」といった感情とが混ざり合った複雑な感情。

そしてその感情に対する認識が「love」じゃなくて「like a Toy doll」である幼さ、未熟さが込められているんじゃないかと思う。

 

(英語圏では割と頻繁にloveという単語を使うイメージがあるけど、「Toy doll」でloveってワードが全く出てこないのは、“love”は告白の言葉だって意識が日本人に強く根付いてるから誤解を避けたいんじゃないかな、と思ったりもする。)

 

 

 

Play you around till you’re begging that you want it all

ここの日本語訳は激ムズ

遊んであげたらあなたはすぐ全部欲しくなっちゃうものね

直訳すると

「あなたが全部欲しいとお願いするまで遊んであげるわ」

 

区切り方は

Play you a - round - till you're - begging - that you - wan - t it a -ll

 

このtillの使い方はwhenと同じで、「そしたら~」くらいの意味で捉えるのが無難

(この用法をtillで使えるなんて知らなかった顔)

“play around”は「もてあそぶ」「いじる」みたいな意味。

“beg”は「懇願する」「請い願う」みたいな意味

 

「あなた」ちゃんチョロすぎだろ…

 

Why don’t we try going to a different level

次のレベルに行ってみない? 

 

区切り方は

why don't we - try - going - to a - differ(ent) - le - vel

 

 

why don't we は直訳したら「どうして○○しないの?」だから、Let's「~しよう!」と同じ意味ってのは高校までにはならう表現。

 

意味的には同じだけど、「次のステージに行こうぜ!」みたいな“Let's”よりも、「次のステージに行かないの?」みたいな挑発的なニュアンスが“why don't we?”の方にはある気がする。知らんけど。

 

Wanna play “house” with me?

オタク昇天ポイント②

意味は

私と 「おままごと」しない?

 

正しい文法に直したら「Do you wanna(=want to) house with me?」

“wanna~”は直訳したら「~したいの?」だけど、“why don't we~”と同じで、「~しようよ」みたいな勧誘の用途で使う言葉。

 

この“play house”は「おままごとをする」の意味だけど、勿論高校生が2人で真剣におままごとをするのではなく、お家の中でカップルがやるあんなことやこんなことを意味するワードとして使うことができます。

(play house meanings って調べたら直ぐ出てきます)

 

健全な日本男子なら、たとえば妖艶なお姉さんに

「一緒におままごと、しない?」

って誘われたら興奮しないわけないですよね?

 

だからこの歌詞はミアが「あなた」を×××に誘ってる歌詞だ

 

…と、いった風に見るのが浅いオタクです。

 

このToy dollという曲はそんな簡単なラブソングではない。もっとミアの繊細で複雑な感情が表現された歌詞なはずです。

 

(以下面倒くさいオタクの自己解釈)

ミアは先も触れたように、「あなた」に対する感情を“treat you like a Toy doll”という行為で示しています。

ミアが「あなた」に向ける感情は、子供が自分のぬいぐるみに対して向ける感情の範疇を越えておらず、ミアは自分の感情を恋心と認識していないのではないだろうか。

 

じゃあ“Wanna play house with me?”と煽るミアの真意は何か。

 

それは「あなた」ともっと遊びたい、もっと構って欲しい、という願いじゃないでしょうか。

幼い頃からずっと心に傷を抱えて生きてきたミアにとって、心を許せる相手というのは本当に“Toy doll”くらいでしか無かったのではないか。

 

“treat like a toy doll”というのは相手に自我が無いことを前提に一方的に振る舞う事。一方で、“play house”というのは自らと相手に役柄を与え、お互いにその役を演じる遊びの事だ。

つまり「おままごと」とは、相手が人間だと認めることを前提にした遊びなのである。

 

ミアは「あなた」の作る曲に心を動かされた。それはミアがずっと突き進んできた作曲の世界の上で、初めて「あなた」という人物を同じ立場の人間として認めることになった。

 

勿論ミアには璃奈やランジュなどの同好会のメンバーという支えがあるが、真に心を許すことが出来るのは「あなた」だけなのではないか。

 

そんな「あなた」のことを敬愛しているがこそ、“treat like a toy doll”じゃなくて、もっと先の“play house”をしたい、というプライドが高いミアの繊細な心が表現された歌詞なんだと思います。

 

…知らんけど(解釈終わり)

 

***

 

Here we go, we go, we gotta go

‘Cause I know, I know that miracles 
Really do come true
Hey now baby! (Hey!) Baby! (Hey!) 
Let’s go!

開幕サビと同じなので省略!

 

You and me, a team, how brilliant!

あなたとボク 1つのチーム なんて素敵なの!

 

Now you’ll see how sweet I really am

すぐに わかるよ どんだけ 可愛いか この本当のボクがね

 

me - a teamと see - how sweet で韻が踏まれてるのが気持ちいいパート

 

個人的には “how sweet I really am”の歌い方がとても英語らしさがでてて好き

how sweet → I → really  → am

みたいな感じだけど、こういう“I really am”みたいな言葉って日本語には無い表現。主語の“I”を受けて“am”が単独で「私が(かわいい)!!!」っていう主張を担える。だから歌の中でも強調するのは“I”じゃなくて“really am”の方になる。

こういう英語のニュアンスを自然に歌えるのはバイリンガルの特権だなぁと思わなくもない。

 

Don’t you fall for me

惚れ込まないでね?

 

fall forで「~に(恋に)落ちる」の意味。

 

自分の歌に自信が無くて、それでも自分の歌を歌いたい。そんなミアが“don't you fall for me”と歌うのは、本当に自分自身に自信があると言うよりも、自分を受け入れてくれる「あなた」をもっと虜にしたい、もっと自分のものにしたい、という感情の裏返しだと思います。

 

ミア、ごめん。もう落ちた。

 

Hey now baby! (Hey!) Baby! (Hey!) 
Three, two, one, let’s go!

 

 

 

 

***

 

I don’t know why you’re so crazy into me

わからないわ どうして そんなに 私に夢中なの?

 

“be crazy into”で「~に(奇怪なほど)夢中になる」の意味。推しの写真集とかで発狂するクレイジーなオタクと同じですね。

 

Wanting more than before it’s plain to see

前よりもっと欲してること そんなの すぐに 分かるよ

 

そりゃこんだけ可愛いスクールアイドルに“don't you fall for me”と言われて感情が爆発しない訳が無いのですが、ミアはまだ14才なので世の中の道理と言うものを知らないようです。

 

I don't - know , why you're - so, wanting - more で韻が踏まれていますね

 

Hey hey hey hey!

ヘイヘイヘイヘーイ

 

Won’t deny, I kinda like playing hard to get

否定しないわ 私が もったいぶるのが 好きなこと 

won'(t) de - ny (I) - kinda - like - playing - hard to - get

 

kinda = kind of 英語で良く出てくる表現で「まあ」「ちょっと」「少し」くらいの意味

playing hard to get は直訳したら「掴み所の無いように演じること」みたいな意味ですが、「もったいぶること」でまあ(=kinda)意味は一緒なので良いでしょう。

 

Take your time, but you’re mine so don’t forget

ご自由にどうぞ? でもあなたは私のものだから、忘れないでよね?

オタク昇天ポイント③

 

歌詞ではかなり高圧的に出ていますが、内心では「あなた」の圧に押されて焦りが出ているように思います。

「他の女の所に行ったらダメなんだから!」

みたいなツンデレアイドル、たまにいるよね。

そういうのめちゃくちゃ好きです。

 

take your time but you're mine so don't foget

私のなんだから!!!絶対に!!忘れないで!!!

みたいな歌い方がとても好き、歌う秀ちゃんも可愛い。

 

 

Hey hey hey hey!

 

***

 

I’ve been a good girl it’s time for you pay up

私は良い子にしてたんだから、そろそろあなたがお返しする番よ?

I've been a - good - girl it's - time for - you to - pay - up

 

 

And if you could baby no complaining, please shut up

できたら ベイビーちゃん、文句言わずに黙っててくれる?

and if you - could - baby - no com -plaining - please - shut up

 

I caught you looking so I deserve this back rub

あなたが見てるの分かってるんだから、代わりに背中くらい揉んでくれてもいいわよね?

I caught you - loo - king so - I deser - ve this - back - rub

 

Aメロで散々「あなた」ちゃんにしてやられたミアの反撃となるBパートであり、ミアにとっての“play house”の実像が描かれてる場面でもあります。

 

あんだけ煽っといてやるのがマッサージ???

って感じではありますが、子供らしいスキンシップをとってこなかったであろうミアにとっては十分すぎる見返りなのかもしれません。

 

それでもミアが恥じらいを捨て切れていない様子が“if you could ~ please shut up”にまんま表れていてとても可愛いですね。

あの高圧的なミアが“If you could”と言うのはかなり追い込まれている証拠。

「お願いだからちょっと黙ってて!!!」みたいな感じでしょうか。

 

やっぱりこのミア・テイラーって子可愛いな…(背中モミモミ)

 

 

A little lower, oh! Right there!

ミアの幻覚

 

***

 

Here we go, we go, we gotta go

既出

 

We are young and wild and powerful 

私たち、若くて恐れ知らずで元気いっぱい

 

Readly to expore

もっと冒険してみない?

 


Hey now baby! (Hey!) Baby! (Hey!) 
Let’s go!

 

 

You and me can be unstopable

あなたとならば 怖いもん無しじゃない?

 

flying free and taking other world

自由に飛んで 違う世界に立ち向かえる

 

 

Curious to see

興味津々にね

 

 

Hey now baby! (Hey!) Baby! (Hey!) 
Three, two, one, let’s go!

Hey hey hey hey!
Hey hey hey hey!

 

 

Everyone wants their fun, it’s hard to trust somebody

誰も彼もが 自分のためでありたいから 難しいよね 誰かを信じるのは

 

But somehow when I’m with you I feel at ease

でもなんだかあなたといると心が落ち着くの

 

You’re so funny when I tease you

あなたは とっても面白いの 私が ちょっとからかったらね

 

But I won’t let them see

でも そんな姿 見せるのは 許さないわ

 

Nobody else allowed but me

私以外の誰に対してもね

 

Yeah

イエーエー

 

 

***(ライブでは間奏で秀ちゃんが煽りを入れてくれます)***

 

Day by day I laugh a little more 

毎日毎日 少しずつ 前よりも笑えるようになったんだ

 

 

 

Cause my world is brighter than before

だって 私の世界は 前よりも 輝いて見えるから

 

And it’s thanks to you

それはあなたのおかげよ

 


Hey now baby! (Hey!) Baby! (Hey!) 
Let’s go! 

 

 

Here we go, we go, we gotta go
‘Cause I know, I know that miracles 
Really do come true
Hey now baby! (Hey!) Baby! (Hey!) 
Let’s go!

You and me, a team, how brilliant!
Now you’ll see how sweet I really am
Don’t you fall for me

ここの “fall for me”の歌い方、ミアの自信に満ち溢れてて、「あなた」への信頼にも満ちあふれていて胸がいっぱいになる。


Hey now baby! (Hey!) Baby! (Hey!) 
Three, two, one, let’s go!

 

 

 

あとがき

この曲はミア・テイラーというスクールアイドルから「あなた」に対して贈る曲です。この曲には今の等身大の「ミア・テイラー」が存分に詰まってます。

 

アニメ2期でどのようにミアが描かれるかは未知数ですが、きっとミアと高咲侑の関係性は、ミアと「あなた」の関係性とは一味違ったものになると僕は思っています。

 

だからミアが「あなた」に対して歌う曲はこの“Toy doll”が最後かもしれません。

同時に、ミアが見せる良質なツンデレはこのToy dollでしか味わえないものかもしれません。

 

今からでも遅くない、虹4thで一緒にミア・テイラーのオタクにならないか?

 

 

2番サビからラスサビまでの歌詞に対する解釈は虹4thに間に合いませんでしたT_T

虹ヶ咲第1話を振り返る

虹ヶ咲のアニメが想像の5億倍良かった!!!!!!!

 

ほんとによかったです、ええ。最高でした。そしていい作品を見たら何が良かったのか書きたくなるのがオタクの性というものです。

 

というわけで、熱の冷めやらないうちに第1話の振り返りを行っていこうと思います。

 

【目次】

 

良かったところ

ゆうぽむがとにかく尊い

‟ほのうみ”や‟ちかりこ”を尊い!って言うと、必ず謎の反対勢力にレスバを吹っかけられたものですが、この2人の関係性に口をはさむ人間は流石にいないでしょう。

 

もうね、一緒に写真撮ったりとか、

f:id:nisyou1720:20201004134200p:plain

 

 

朝一番にベランダで会話するとか、

f:id:nisyou1720:20201004134210p:plain

 

ゆうぽむしか勝たん!

 

 

もちろん日常パートのゆうぽむもいいけど、やっぱり最後の歩夢が侑に告白するシーンが最高でした…

f:id:nisyou1720:20201004135146p:plain

ケッコンおめでとう!!!!!!

 

てっきり脚本はスクスタのストーリーの焼き直しかと思っていたので、初見で歩夢が自分の気持ちを告白したときには「そうきたか!!!」って感じで、もう涙ボロボロに…。歩夢、かわいいよ…歩夢…。

 

 

しかも初見じゃ気づかなかったんですが、見返してみると歩夢の思わせぶりな態度がところどころ隠されているんですね。

 

f:id:nisyou1720:20201004151500p:plain

最初にピンクのドレスに反応したのは歩夢の方だし、

 

f:id:nisyou1720:20201004152004p:plain

虹ヶ咲って…うちの高校だ!

せつ菜のライブを見て侑と同じくらいの反応を示しているし、

 

 

f:id:nisyou1720:20201004152210p:plain

歩夢も侑と同じで寝不足みたいだし、

 

 

f:id:nisyou1720:20201004152412p:plain

私、まだ…

f:id:nisyou1720:20201004152636p:plain

まだよく分からないかな?

スクールアイドルへの気持ちが定まっていない感じで、

 

 

f:id:nisyou1720:20201005001844p:plain

 ここのクロースアップなんかはかなり意味ありげ。

 

 

f:id:nisyou1720:20201004153004p:plain

そしてスクールアイドルへの想いを語った侑に対して何かを言いかけたりしてる。

 

 

こんだけポイントがあれば初見で歩夢の心情が分かった人がいてもおかしくないですね…(ちなみに僕は何にも気づかなかった)

 

本当によく練られた良い話だと思うのですが、こうして歩夢の心情を追っていくと一つだけ引っかかる点があるように思えます。

それは、Bパート前半の「何も言い出せなかった歩夢」から、ラストの「侑に想いを告白することができた歩夢」への転換のきっかけはなんだろうってこと。

 

もう少しかみ砕いていえば、どうして製作者は侑がスクールアイドルのことを語った場面で歩夢に気持ちを告白させなかったのだろうということです。どうして実際には夕方から夜への場面転換を挟んだのでしょうか。サンシャイン‼第1話のBパートのちかりこみたいにいっそ同じ場面で2人の心境を語らせてもいいはずではないでしょうか。

 

これは憶測の域を出ないですが、おそらく間に挟まっている次のカットが重要な役割を果たしてるからじゃないかと思います。

f:id:nisyou1720:20201004155604p:plain

侑に目を向ける歩夢

f:id:nisyou1720:20201004155639p:plain

ピンクのドレスを眺める歩夢

f:id:nisyou1720:20201005012040p:plain

この視線の先は「あゆぴょん」の真似をする侑がいた場所

歩夢にとってスクールアイドルを始めるという決断は「侑の願いをかなえるためのもの」でありながら、「昔からの自分の憧れをかなえるもの」であったということを製作者は今一度表現したかったんじゃないでしょうか。

 

つまり、歩夢にとっても侑にとっても「歩夢がスクールアイドルを始めること」が最善の一手になる。ナッシュ均衡解でありながらパレート最適である、誰も損しない一番理想的な解決だということが明白になるのです。

この辺りはサンシャイン‼で桜内梨子が「ピアノコンクール」と「千歌とのスクールアイドル活動」とで二者択一を迫られたのと全然違いますね。サンシャイン‼ではこれを利用して1つ物語と曲を作ったわけですが。

 

常に「相手への思いやり」が先行していた千歌と梨子とは違って、歩夢と侑は幼馴染らしい非常に強い絆で結ばれている関係性だと言えるでしょう。

 

ここまでの文章を要約すると「ゆうぽむがとにかく尊い」ってことです。

 

ライブシーンの作画が本当にすごい

これはアニメPVの時から思っていたことでもあるのですが、CGの作画が前作と比べてびっくりするくらい向上しています。

 

f:id:nisyou1720:20201004165610p:plain

件のライブシーン

ラブライブ!が出すダンスPVは2Dのセルアニメーションと3DCGアニメーションの併用、というのはラブライバーのほとんどが知っていることだと思うのですが、今までは基本的に

セルアニメ→キャラのアップ

3DCG→全体のダンスパフォーマンス

という使い分けをしていました。ススメ→トゥモロウとかAngelic AngelとかのPVが分かりやすいですね。

これには理由があって、従来のCG技術だとどんなに頑張っても「キャラクター」の描画が出来ない。つまりどこか無機質で不気味な画になってしまうから、「キャラクターが躍っている感」を出すためにダンスシーンの合間にキャラのセル画を挟むことで対応していたんです。

f:id:nisyou1720:20201004172520p:plain

これがセル画 せつ菜かわいいね

ここで「あること」に気づいた方もいるじゃないでしょうか。

 

そう、今回の「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」ではさっきのような使い分けが取っ払われているのです。

 

この事実に気づいたとき僕は自分の目を疑いました。しかし、何回見ても間違いなく3DCGをキャラのアップにまで使ってるのが分かる。しかもそのことに全く違和感を感じない。つまり、CGがセル画に匹敵するほどに完成されているのです。

 

これはもう革命的な出来事と言っても過言ではない、それくらい虹ヶ咲のアニメPVの作画は素晴らしいです。

 

f:id:nisyou1720:20201004172208p:plain

これは セル画 or CG のどちらでしょうか?

 

アニメ第1話のPVからして既にこの出来なのですから、もし劇場版とかで本気でPVを作られたらどうなってしまうのか最早恐ろしいです…

 

気がかりな点

ラブライブ!好きとしては揚げ足とりのような真似はしたくないのですが、ここさえ直したら本当に文句なしの作品になるという想いを込めて、アニメを見て不安に思った個所を書いていこうと思います。

 

ライブシーン以外の作画がひどい

先ほどライブシーンの作画の凄さを述べましたが、一方でそれ以外のシーンの作画はかなりアラが目立つように感じました。

 

例えばこのシーン

f:id:nisyou1720:20201004174558p:plain

部室棟に向かうゆうぽむ

アニメで見ると分かりますが2人ともかなりカクカクな走り方になっています。一体このシーンに使ってるコマ数ってどれくらいなんでしょうか。

 

 

下みたいな引きのシーンでは、キャラクターがのっぺらぼうになりがち。

仮にも主人公キャラなんだから、いくらなんでものっぺらぼうは可愛そうでは…

f:id:nisyou1720:20201004174905p:plain

 

 

 

先ほど礼賛したCHASE!のライブシーンでものっぺらぼうがいっぱいいます。

ずっとあのクオリティのCGを描いてくれとは言わないから、せめて二人の顔くらい描いてあげませんか…?

f:id:nisyou1720:20201004175110p:plain

 

 

 

もう1つ気にかかったのはED映像

f:id:nisyou1720:20201004175511p:plain

スタァライトのEDも手掛けためばちさんのイラスト

こういうタッチのイラストも可愛くていいとは思うのですが、ラブライブ!といえば「きっと青春が聞こえる」や「ユメ語るよりユメ歌おう」のようなエモエモなED楽曲とED映像という認識があったもので、どうしても今回のイラストが動くだけのEDは残念な気持ちになってしまいます。

そもそもスタァライトは毎回ED映像とED楽曲を変えるっていう事をしていたから簡素なイラストを使っていたのであって、毎回同じ映像を使うのであればもう少し手間をかけられたんじゃないですか…?

 

作画の観点はCOVID-19の影響も少なからずあると思うので致し方ないと思いますが、せっかく物語がよく練られているんだから、少し遅れてでももう少し仕上げてからの公開で良かったんじゃないかとも思います。

 

虹ヶ咲の作画はキャラクターとライブシーンに全振りしすぎ

 

日常シーンが単調

これは賛否両論あると思いますが、個人的に日常シーンを見ている時間が単調で、所謂「オチが無い」くだりばかりに感じました。

なんだかんだ前作までは日常シーンでも善子がボケて花丸がツッコんだり、穂乃果が気の抜けた発言をしたり、それなりに見ごたえがあるものでしたが、今回はただただ歩夢と侑がいちゃいちゃしてるだけな気がします。女の子2人がいちゃいちゃしてれば喜ぶオタクだけではないことを分かって頂きたい。かくいう僕はいちゃいちゃしてるゆうぽむを見てニヤニヤしていた側です。

 

日常シーンは仲間が増えていけば盛り上がっていくとは思うので、この点は次回以降に期待ですね。特に次回のかすみん回には期待大です。

 

総括・雑感

つらつらと良かった点と不安な点と書いてきたわけですが、全体的にどうなの?と言われたら、もう間違いなく良作だと言っていいでしょう。物語の序盤も序盤ですが、PVの凄さと歩夢の心境の描き方をみたらもう良作を確信できますね。それくらい良い話でした。

ここから何かあるとしたら歩夢と侑を書きすぎて他キャラのファンから叩かれて炎上するとか、それくらいなんじゃないかな…

 

少し個人的な期待としては、歩夢が最後に手渡したパスケースが今後物語上で意味を持つようになったら最高だなぁと思います。しばらく個人回が続きそうだから可能性は薄いかな。

あとはどこかで歩夢に「あゆぴょん」をやってほしい

 

 

こんな感じで毎回振り返り記事が書けるかは分からないけど、大好きな作品だし最終話まで書ききれたらいいなぁ

 

 

本記事で掲載した画像は全て以下の著作者から引用したものです

©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

SAO新OPをざっくり振り返る

 

新しいオープニング!

ReoNaさんが歌う「ANIMA」を使ったSAOの新OP!

 

とにかくアニソンらしいかっこよさと作品に寄り添った歌詞が凄く良い ☜(゚ヮ゚☜)

 

あとは映像もかなり意味深

 

f:id:nisyou1720:20200712030615p:plain

この教室っていったいどこだろう…?

 

 

 

f:id:nisyou1720:20200712030622p:plain

灰色な街に映るのは、シリカと…もしかしてファナティオにベルクーリおじさま???

 

 

f:id:nisyou1720:20200712030627p:plain

リズベットに、後ろに映る髪色はロニエとティーゼにレンリ君??

そしてこの画面はオーグマーとかなのかな…



 

f:id:nisyou1720:20200712030759p:plain

灰色のキリトに色鮮やかなキャラクターで戦う日本のVRMMOプレーヤーたち

対照的な構図ですね…



 

f:id:nisyou1720:20200712030836p:plain

人工フラクトライトのライトキューブから、血???

 

 

 

f:id:nisyou1720:20200712030844p:plain

f:id:nisyou1720:20200712030903p:plain

f:id:nisyou1720:20200712030910p:plain

ユージオ!?!?キリト君!!!!!!

 

 

f:id:nisyou1720:20200712031225p:plain

この剣技はもしや…!

 

f:id:nisyou1720:20200712031109p:plain

ラストの超意味深なカット。画面内で刺さってる剣は「青薔薇の剣」「夜空の剣」「金木犀の剣」にアスナの「ラディアン・ライト」かな??

ところでこんな建物あったかな…わかる人いたら教えてください m( _ _ )m

 

 あんまり踏み込むとネタバレになっちゃいそうだから言えないけど、全体的に「魂の色は何色ですか」という歌詞が映像化されて表現されてるのが凄く良い…。

 

 個人的にかなり深くて面白いと感じたOPなんで、夏クールが終わるころにもっと踏み込んだ考察記事を書きたいと思います(未来の自分頑張れ)

詳しい感想とかはそのうち書けるようになる…ということで今は覚え書き程度にこの記事を残しておきます。